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本施設は、建武元年(1334)、南部師行の築城と伝わる「根城」城址の発掘成果から、その城館の建物などを復元した施設である。中世城郭遺跡の上の復元建物内に想定復元した生活道具を配置し、生活環境を展示する手法は全国的に希有な試みである。約3万m2の広大な敷地に点在する建物群は、建物跡が最も良好に残った安土桃山時代を対象とし、内部の生活道具類も、歴史学・考古学・生活史・民俗学など、多方面の専門家の指導によって復元され、郷土を彩った名族の生活が“時を超えて”甦ったかのように設定されたシーンとなっている。 ●古文書や遺物でしか語れない世界を、体感できる「三次元の世界」として甦らせ、大人から子どもまで、誰もが当時の生活を垣間見れるようにした。 ●センサー方式の音声解説装置により、生活情景の理解を深めるよう配慮した。 ●屋外の木造建築内展示を考慮し、資料の劣化を極力おさえる素材を採用した。