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本館は「わらべ館」のおもちゃ部門であり、鳥取市制100周年記念事業として開催された「'89鳥取世界のおもちゃ博覧会」を顕彰する施設として計画された。博覧会の理念は、「次代を担う子どもたちの夢と希望を育む」こと。メインテーマは「街はおもちゃ箱」というものであった。当施設も、このコンセプトを受け継いでいる。しかし、おもちゃは、単に子どもたちだけの遊び道具ではなく、大人たちにとってもいつまでも懐かしい心の原風景である。したがって、ここでの企画・設計のポイントは、子どもから大人まで誰もが、心を開いて素直におもちゃに出会え、ワクワクしたりうれしくなったりできる、もうひとつの巨大な「おもちゃ箱」をデザインすることであった。 ●砂や木、さびた鉄やレンガなど、ぬくもりが感じられるデザイン素材の活用。 ●おもちゃ感覚と遊び心があふれた展示システムとサインシステム。