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埼玉県寄居町を流れる荒川の河川敷に、全国初の河川系総合博物館として、「さいたま川の博物館」が建設された。「埼玉の母なる川 荒川」。その流域で培われた民俗や産業、自然に焦点を当て、現在では疎遠となった川との関係をもう一度見つめ直し、これからの川とのより良い関係を築く場を提供することを目的に、展示は計画された。 ●本館展示室には、大型3面(1面270インチ)スクリーンと、荒川の源流から下流部までを凝縮再現した造形との組合せによる、荒川環境再現ステージが拡がっている。そこでは水が流れ、荒川を特徴づける実大展示物が配置され、当時の流域の人びとのくらしを窺うことができる。 ●このような環境展示と映像、そして、音響や演出照明、来館者の実演などが一体となって構成された展示によって、従来型の博物館とは異なる、「遊び、楽しみながら学べる体感・体験型博物館」を実現している。