写真説明

1 陳列室
2 開発したシステムユニット
3 エピローグ“祈り”

所在地 東京都千代田区九段南1-6-1
館 種 専門
設立主体 厚生省社会・擁護局
開館年月 1999年(平成11年)
3月28日
規 模 建築面積 1,445m2
延床面積 8,437m2
展示面積 1,120m2
業務範囲 展示施設設計
設計監理

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戦中・戦後の国民生活上の労苦を後世代に

昭和館は、戦中・戦後の国民の生活や生活の労苦にかかわる実物や映像、図書などの資料を収集・保管し、それらの陳列、閲覧をとおして、現代そして後世代の人びとに当時の生活の悲惨な様をつたえていく施設である。
当時の貴重な実物資料などを陳列するにあたっては、それぞれの資料がつたえる当時の生活の様子を実感することで、来館者にその意味について考えてもらえるよう、膨大な資料の一つひとつを、資料間にみられる関連性のなかでくみあわせ、生活そのものの姿を立体的にくみたてて配置している。この陳列のために考えだされたデザインは、実物資料に語らせることに重点をおき、時代的な背景を考慮した色調と来館者の見方に影響をあたえないシンプルさ、素材のもつ優しさをそなえ、かつ、膨大な資料の更新をも見据え、簡単に資料交換ができ、自在に陳列環境を構成できるシステムにしている。

◆館の公式サイト