写真説明

1 展示室の全景
2 発掘された瓦の展示
3 版築:寺院基礎部分のはぎ取り断面

所在地 栃木県河内郡南河内町大字薬師寺1636
館 種 人文・歴史
設立主体 南河内町
開館年月 2001年(平成13年)
4月28日
規 模 建築面積 396m2
延床面積 384m2
展示面積 210m2
業務範囲 施工

掲載ページの内容について許可なく
複製又は使用する事を禁止します。

日本「三戒檀」の一つ、下野薬師寺を再発見

下野薬師寺は7世紀末に創建され、東国唯一の「戒壇」をもつ寺院として長い歴史と栄華を極めたが、その後焼失したとされている。かつて、奈良の七大寺にもたとえられたその威容を再現すべく、回廊の一部が復元され、「史跡下野薬師寺跡ふるさと歴史の広場」が整備された。この史跡公園のなかの中核施設として、下野薬師寺歴史館がある。ここでは、「三戒壇」の一つに数えられ、古代仏教のなかで重要な位置にありながら、いつしか失われてしまった下野薬師寺の歴史とその変遷をわかりやすくつたえている。展示は、貴重な創建期の瓦をはじめ、町が所有する豊富な発掘資料と、『続日本書紀』や『延喜式』など下野薬師寺に関する文献をあわせて紹介し、また、この地に左遷された道鏡をはじめ、関係した人物などに光を当てながら、栄華を誇った下野薬師寺の姿を浮き彫りにしている。

◆館の公式サイト