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平和の大切さを語り継ぐ情報発信基地大刀洗飛行場は、西日本における陸軍の航空拠点であったが、昭和20年3月の大空襲によって壊滅的な被害を受け、民間人を含む多くの尊い命が失われた。またここは特攻隊の中継基地として多くの若者たちを送り出した場所でもある。展示室中央のシアター「語りの部屋」では、大型映像と視覚効果によって「尊い犠牲のうえに今の繁栄と平和があり、平和の大切さを語り継いで行く」という館のメッセージを感動的に打ち出している。展示室前半は日本の航空技術の発達と基地の変遷を、零戦の実機や実物資料、精密飛行機模型、映像などで紹介し、後半は空襲被害と特攻について、博多湾から引き上げられた特攻機である九七式戦闘機の実機や、天井から吊り下げたB-29の原寸大シルエットをメイン展示として、象徴的に展示している。また建築内外観は当時の格納庫をモチーフとして設計し、展示とのデザインバランスを統一している。 ◆館の公式サイト
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