実績館トピックス
2022年11月12日~2023年1月15日【終了】 大河津分水通水100周年 関屋分水通水50周年記念 新潟県立歴史博物館 令和4年度冬季テーマ展示 「大河津分水と信濃川の治水」
大正11年(1922)、大河津分水の通水が開始されました。長い間、信濃川の洪水に悩まされてきた信濃川中下流域の人びとにとって、信濃川の根本的な治水策である大河津分水の実現は江戸時代以来の悲願でした。しかし、地域間の対立や多額の経費が課題となり、実現には長い年月が必要でした。大河津分水は洪水を防ぐという地域の熱意だけでなく、近代国家日本の中での新潟県の位置づけの変化によって実現されました。また、大河津分水は当時アジア最大級の土木事業であり、土木技術史の中でも貴重を占めるものでもありました。
当展覧会では大河津分水実現の請願から、着工、工事の様子、完成、その成果について紹介します。
写真上:(信濃川分水工事 其十八)エキスカベーター組立内部ノ景(笹川コレクション/当館蔵)
写真中:大正十一年八月二十五日公試運転ニ於ケル鉄扉起状(笹川コレクション/当館蔵)
写真下:〔信濃川分水工事〕動力ニテ開閉スル自在堰(笹川コレクション/当館蔵)
令和4年11月12日(土)~令和5年1月15日(日)
9:30~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
新潟県立歴史博物館 企画展示室
新潟県長岡市関原町1-2247-2
TEL:0258-47-6130 FAX:0258-47-6136
月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/3)
常設展観覧料でご覧いただけます。
一般520円(410円)、高校・大学生200円(160円)、中学生以下無料
※( )は20名様以上の団体料金
日時:令和4年11月26日(土)13:30~15:00
内容:中之島出身の高橋竹之介の大河津分水構想について紹介します。
講師:田邊 幹(当館研究員)
新潟県立歴史博物館 経営企画課 本多
TEL(0258)47-6130
FAX(0258)47-6136
E-mail:koryu@nbz.or.jp
新潟県立歴史博物館に関するプロジェクトレポート
肌で感じる縄文の息吹
当館の常設展示約2700㎡のうち、縄文時代の面積は1200㎡と国内最大級を誇る。四季の移り変わりにそって、縄文人が、さまざまな技術を開発しながらくらしていた姿を実大復元し、縄文時代にタイムスリップしたような臨場感と、縄文人の肌のぬくもりを体験できるようにしている。また、歴史展示の「雪とくらし」コーナーには、昭和30年代の高田(現上越市)の冬の雁木通りが再現され、当時の人びとが豪雪に悩まされながらも、雪と共生してきた歴史をふりかえることができる …続きを読む