プロジェクトレポート 2022北九州市平和のまちミュージアム

原爆の第一目標であった小倉の地で平和を見つめ直す

米軍の偵察写真と戦前の北九州
米軍の偵察写真と戦前の北九州
小倉陸軍造兵廠をプロジェクションマッピングと映像で解説
小倉陸軍造兵廠をプロジェクションマッピングと映像で解説
風船爆弾模型と戦時下の暮らし
風船爆弾模型と戦時下の暮らし
出征兵士に関する資料展示
出征兵士に関する資料展示
戦時下から空襲そして終戦へ
戦時下から空襲そして終戦へ
焼夷弾模型(実物大)と重さ体験展示
焼夷弾模型(実物大)と重さ体験展示
運命の昭和20年8月8日・9日の出来事を伝える360度シアター映像
運命の昭和20年8月8日・9日の出来事を伝える360度シアター映像
壁面に投影された言葉に触れると、被災者の体験談や関連画像が現れる「触れる言葉」
壁面に投影された言葉に触れると、被災者の体験談や関連画像が現れる「触れる言葉」
戦後復興と北九州市の誕生
戦後復興と北九州市の誕生
平和へのメッセージがデジタルの葉となって茂る「平和の樹」
平和へのメッセージがデジタルの葉となって茂る「平和の樹」
  • 米軍の偵察写真と戦前の北九州
  • 小倉陸軍造兵廠をプロジェクションマッピングと映像で解説
  • 風船爆弾模型と戦時下の暮らし
  • 出征兵士に関する資料展示
  • 戦時下から空襲そして終戦へ
  • 焼夷弾模型(実物大)と重さ体験展示
  • 運命の昭和20年8月8日・9日の出来事を伝える360度シアター映像
  • 壁面に投影された言葉に触れると、被災者の体験談や関連画像が現れる「触れる言葉」
  • 戦後復興と北九州市の誕生
  • 平和へのメッセージがデジタルの葉となって茂る「平和の樹」

原爆の第一目標であった小倉の地で平和を見つめ直す

長崎に投下された原子爆弾の第一目標は小倉陸軍造兵廠であった。その跡地に建てられた当館は、北九州市の歴史を戦前の発展から戦争、空襲、そして戦後復興までを当時の資料や戦時下の体験談などを通して紹介し、戦争の悲惨さ、命の尊さ等について考えるきっかけとすることを目的とする。
展示は、戦前の北九州から戦後復興までを時系列で追体験できる動線を設定し、高さ6メートルの壁面に各時代の街や人々の写真を使って表現したグラフィックを配置。それらを背景に実物資料や映像、模型で構成している。小倉陸軍造兵廠を再現した「プロジェクションマッピング」や昭和20年8月8日の八幡大空襲から長崎への原爆投下までを追体験できる「360度シアター」など、最新の映像・音響技術を活用し、来場者の心に残る展示を行っている。
風船爆弾や焼夷弾の模型の展示、防空頭巾や米つきなど戦時下のくらしのハンズオン展示も導入。戦後77年以上が経過し、戦争の記憶が薄れる中、当時の暮らしを物語る資料の収集・保存も行っており、平和の大切さ等を、次の世代に継承していくことが期待される。

公式サイト
https://kitakyushu-peacemuseum.jp/
所在地
福岡県北九州市小倉北区城内4番10号
分野
専門
設立主体
北九州市
開館年月
2022年(令和4年)4月19日
規模
延床面積 992.03㎡
展示面積  340㎡
業務範囲
基本計画
展示施設設計
展示制作・工事

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