プロジェクトレポート 2022北九州市平和のまちミュージアム
原爆の第一目標であった小倉の地で平和を見つめ直す
原爆の第一目標であった小倉の地で平和を見つめ直す
長崎に投下された原子爆弾の第一目標は小倉陸軍造兵廠であった。その跡地に建てられた当館は、北九州市の歴史を戦前の発展から戦争、空襲、そして戦後復興までを当時の資料や戦時下の体験談などを通して紹介し、戦争の悲惨さ、命の尊さ等について考えるきっかけとすることを目的とする。
展示は、戦前の北九州から戦後復興までを時系列で追体験できる動線を設定し、高さ6メートルの壁面に各時代の街や人々の写真を使って表現したグラフィックを配置。それらを背景に実物資料や映像、模型で構成している。小倉陸軍造兵廠を再現した「プロジェクションマッピング」や昭和20年8月8日の八幡大空襲から長崎への原爆投下までを追体験できる「360度シアター」など、最新の映像・音響技術を活用し、来場者の心に残る展示を行っている。
風船爆弾や焼夷弾の模型の展示、防空頭巾や米つきなど戦時下のくらしのハンズオン展示も導入。戦後77年以上が経過し、戦争の記憶が薄れる中、当時の暮らしを物語る資料の収集・保存も行っており、平和の大切さ等を、次の世代に継承していくことが期待される。
- 公式サイト
- https://kitakyushu-peacemuseum.jp/
- 所在地
- 福岡県北九州市小倉北区城内4番10号
- 分野
- 専門
- 設立主体
- 北九州市
- 開館年月
- 2022年(令和4年)4月19日
- 規模
- 延床面積 992.03㎡
展示面積 340㎡ - 業務範囲
- 基本計画
展示施設設計
展示制作・工事
当社実績の詳細についてのお問合せ、ご相談、ご依頼は
下記問合せフォームよりお気軽にお問合せください。
担当者よりご連絡させていただきます。