プロジェクトレポート 2005呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム
戦艦「大和」をとおしてみる歴史と技術
戦艦「大和」をとおしてみる歴史と技術
戦艦「大和」を建造し、海軍工廠のまちとして栄えた呉市が、「大和」をとおしてみた近代の歴史と科学技術を紹介する歴史科学館としてこの施設を建設した。 館のシンボルである戦艦「大和」10分の1模型を大和ひろばに展示し、それをとり囲むように諸室を配置し、大和を中心に展示室をめぐる観覧動線とした。 1階は歴史に関連した展示で構成し、とくに常設展示室「呉の歴史」では、壁面を年表にみたて、日本の近代化とともに歩んだ呉の歴史を時代の経過とともに理解できる構成にした。3階は科学技術関連の展示とし、「船をつくる技術」では展示室を海上にみたて、小中学生が船の科学を体験装置で楽しく学べる空間とし、「未来へ」は宇宙にみたてた展示室で、松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」の世界などを紹介している。また大型資料展示室は、ゼロ戦や回天など大型実物資料の間をめぐり、さまざまなアングルから迫力ある観覧が可能な構成とした。
- 所在地
- 広島県呉市宝町5-20
- 分野
- 専門
- 設立主体
- 呉市
- 開館年月
- 2005年(平成17年)4月23日
- 規模
- 建築面積 4,817㎡
延床面積 9,628㎡
展示面積 3,472㎡ - 業務範囲
- 展示計画
管理運営計画
展示施設設計
展示制作・工事
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この施設に関する追加情報
呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム 指定管理者
地域ボランティアや旅行業者との連携で呉市の観光・学習拠点としての運営事業を展開
呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムは、戦艦「大和」を建造し海軍工廠のまちとして栄えた呉市が、明治以降の「呉の歴史」と、造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介する施設として建設しました。当社は、本施設の展示整備はもとより、開館当初から指定管理者として同館を運営。博物館ネットワークをいかした展示運営や企画事業、旅行会社との共同による全国的な広報展開や教育旅行の受け入れ、地域の観光資源との連携による産業観光の促進などを展開しています。また、平成29年4月より近接する入船山記念館も一体的に運営し、呉市の観光促進に貢献しています。